本校が位置する吉和地域は,廿日市市・佐伯町・吉和村の合併によって,平成 15 年 3 月 1 日より廿日市市となった。中国山地の標高 600m ,山口・島根両県境に位置し,北に十方山,西に冠山がそびえ,山林が 98 %を占める。積雪寒冷地帯に属し,米作を中心に,ほうれん草・わさび栽培が行われている。また,自然を生かし都市との交流を目的とした,もみのき森林公園・魅惑の里・めがひらスキー場・ウッドワン美術館・女鹿平温泉などの施設があり,季節に応じて県内外からの観光客で賑わっている。
人口の動きは,昭和 20 年の 3,101 人をピークとして国の高度経済成長とあいまって,減少が目立ち始めた。昭和 38 年の豪雪以降,離村がますます激しくなり過疎化が進んだ。令和2
年3月現在世帯数 341世帯,人口 625 人である。そういう状況の中,地域の子どもへの期待は大きく,青少年の健全育成に意欲的で,神楽・和太鼓・スキーなどの地域活動が盛んである。
平成 21 年度より,小中一体型の小中一貫教育をスタートし,義務教育 9ヶ年を通した教育活動の充実に取り組んでいる。 |